- 入門編
- インストール
- 起動~タスクを使ってみる
- イメージングのチュートリアル (CASA Guides の日本語訳)
- ALMAデータ・アーカイヴ
- FAQ
インストール
パッケージのダウンロードとインストール
- CASA のウェブページを開きます。
このページに、CASA を使うための OS やコンピュータ・ハードウェアの情報、CASA 本体や、インストールの仕方に関する情報が載っています。
- 上で開いたページの下の方に、"Linux RedHat" "Mac OSX" というダウンロードリンクがあります。
ここで自分の OS に対応した CASA をダウンロードします。
- 対応 OS
CASA は Linux (RedHat) と Mac OS X には対応していますが、Windows には対応していません。 また、Linux の場合は Red Hat をベースとしたディストリビューション (例えば Fedora, CentOS など) で動作のテストがされていますので、 それらを使う方が問題が生じにくいです (他の多くのディストリビューションでも動くかもしれませんが、問題なく動くという保証はありません)。 - CASA のバージョン
CASA には複数のバージョン (6.5.6 や 6.4.1 など) があります。 特定のバージョンをインストールする必要がない (とりあえずどのバージョンでも良い) 場合は、最新のバージョンをインストールすると良いでしょう。 ただし、バージョン 6 系は Python 3 を用いることに注意して下さい (バージョン 5 系は Python 2)。 ALMA アーカイヴ からデータ・パッケージを取得し、スクリプト (scriptForPI.py
) を走らせてキャリブレーション済みデータを生成する場合は、 パッケージ内の README ファイルに記載されている CASA バージョンを使います。 特にパイプラインでキャリブレーションする (パイプライン・キャリブレーションを再現する) 必要がある場合には、 "Pipelines" と明示してある CASA バージョンをインストールします。
- 対応 OS
- ダウンロードしたファイルを解凍して、CASA をインストールします。
インストールの方法は、"Release Information / Monolithic Distribution" に書かれています。
Linux の場合と、Mac OS X の場合とで、インストールの方法は異なります。例えば、CASA 6.4.1 の場合は、以下のようになります。
なお、インストール方法は CASA のバージョンが変わると、多少変更になることがあります。ダウンロード時には常に "Release Information" 等を確認するようにしてください。
- Linux
- 端末 (ターミナル) で、以下のコマンドを実行し、tarファイルを解凍します。 (下の例にあるファイル名を、ダウンロードしたファイル名に置き換えてください。)
% tar xzvf casa-xyz.tar.gz
(xyz
はバージョン番号)
casa
(CASA を起動するためのコマンド) などの実行ファイルは、tar を解凍・展開してできるcasa-xyz/bin/
というディレクトリにあるはずです。 このディレクトリに PATH を通しておくと、どのディレクトリからも CASA を起動できて便利です。 また、複数のバージョンの CASA を 1 台の PC にインストールすることも可能です。 起動時に、対応するバージョンのcasa-xyz/bin/casa
で CASA を立ち上げるようにします。
各バージョンの特徴や既知の問題
CASA ではタスクの改善やバグ修正などが継続的に行われており、新しいバージョンが次々にリリースされています。 各バージョンでの新しい点 (Release Notes) や既知の問題 (Known Issues) などに関しては CASA のホームページを参照してください。 過去のバージョンについては同ページの上部にある "Previous Version" で該当のバージョンをクリックして下さい。ページ先頭に戻る
Last Update: 2023.09.30