論文出版サポート

2023年度のサポートは終了いたしました。2024年度のサポートについてはしばらくお待ちください。

国立天文台アルマプロジェクトでは、皆様にアルマを用いた研究を強力に推進していただくため、以下に示す内容で研究費のサポートをさせていただいています。サポートは論文の主著者(観測プロジェクトのPIではない)に対して行います。アーカイブ・データを用いた論文もサポートの対象となります。若手研究者の利用を歓迎いたします。

サポート対象

アルマ観測データ(ご自身のプロジェクトのデータかアーカイブ・データかに関わらず)による査読論文が投稿(submit)されたもの(英文校正サービスに限っては、確実に投稿(submit)するもの)に限ります。アルマの観測データが主たる観測結果として用いられている論文で、論文の謝辞にアルマの観測プログラムコードが明記されている必要があります。2022年9月およびそれ以前に投稿された論文は対象外とさせていただきます。単にアルマの観測結果を引用している論文や、将来アルマを用いてモデルの実証ができるといった論文は対象外です。本サポートは論文の主著者(観測プロジェクトのPIではない)の方に対して行います。

なお、申し込みは随時受け付けますが、申し込み多数により全ての申請をサポートできない状況となった場合には、アルマプロジェクトがサポートの可否を判断します。その際は、若手研究者を優先します。予めご了承いただければ幸いです。


サポート対象者の判断: 日本の研究機関において論文を執筆し投稿した(する)主著者に対してサポートを行います。

サポートの要件: 査読論文が投稿(submit)済みであること、もしくは必ず投稿(submit)すること(英文校正サービスのみ)が条件です。加えて、その査読論文に主著者の所属機関として日本の機関が記載されている必要があります。

サポートの内容

  1. 当該ALMA成果の査読論文投稿料
    受理された査読論文が対象です。PASJ Open Accessなどのオプショナルなサービスは対象外です。
  2. 当該ALMA成果の査読論文の英文校正料
    原則、投稿前の1回のみを対象とします。また、必ず投稿するものに限りますのでご注意ください。
  3. 海外機関が主催者に含まれる国際会議等において、当該ALMA成果の口頭発表を行う場合の渡航費、会議参加登録料
    投稿済みの論文が対象です。ポスター発表は対象外です。また、論文受理後2年を過ぎてから開催される研究会はサポート対象外となります。
  4. 海外機関において、コロキウム等で当該ALMA成果の口頭発表を行い、その成果を発展させる形で海外の研究者とALMAの共同研究を推進する場合の渡航費
    投稿済みの論文が対象です。渡航期間は2週間以上、1ヶ月以下とし、1件につき上限60万円(航空券、現地滞在費)の補助を行います。一つの研究機関に滞在して行う、ALMAを主として用いる共同研究がサポートの対象です。帰国後、渡航中に得られた研究の進展について報告書を提出いただきます。論文受理後2年を過ぎた場合はサポート対象外となります。
  5. 当該ALMA成果について国立天文台以外の機関が行うプレス・リリースに使用する画像の作成委託料
    投稿済みの論文が対象です。プレス・リリースについては、まずは国立天文台ALMAプロジェクト広報室(alma-info_atmark_nao.ac.jp : _atmark_を@に変えてください)にご相談ください。アルマ観測所としてプレス・リリース全体をサポートさせていただきます。一方で、数の制限等により広報室で全ての依頼をお引き受けできないことがあります。そのような場合で、他の機関が主導でプレス・リリースを行う場合には、このPublication Supportで図の製作費のサポートが可能です。1点あたり20万円以下、1回の申請で1点のサポートとします。ただし、後述のように申し込みの状況等によっては必ずしもサポートできない可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

申請

(2023年度のサポートは終了いたしました。2024年度のサポートについてはしばらくお待ちください。)

査読論文投稿料(1)、英文校正料(2)、国際会議あるいは国際共同研究の渡航費((3)もしくは(4)、海外渡航支援は1つのサポートIDにつき1件までです)、画像作成委託料(5)は、随時、別々に申請できます。また、サポートIDの取得のみ(サポートを受けられる論文かどうかの確認)を目的として申請いただくことも可能です。ただし、サポートIDを取得済みであっても、先着順、あるいは申し込み多数の場合はアルマプロジェクトによる選考を経てサポートを行うことになりますので、必ずしも費用をサポートできない場合があります。そして、査読論文投稿料のサポートについては可否が論文受理後の判断となります。この点、あらかじめご了承ください。

論文投稿料、英文校正料、画像作成委託料は立て替え払いにせずに、国立天文台支払いとなります。事前のご相談がない場合は、支援はできませんので、ご注意ください。

海外渡航では航空券手配は国立天文台が行います。ご自身で航空券を購入されないよう、お願いいたします。また、年度をまたいでの渡航はサポート対象外となります。

なお、ALMA共同科学研究事業に採択されている課題については、特段の事情がない限り、この論文出版サポートではなく、共同科学研究事業の研究費をご利用くださいますよう、お願いいたします。






この補助を受けた場合には、当該論文に以下の謝辞をお願いします。

[PI name] was supported by the ALMA Japan Research Grant of NAOJ ALMA Project, NAOJ-ALMA-xxxxxx.

また、出版後、論文情報(論文番号やページ番号など)をお知らせください。

論文に記される所属が国立天文台となる著者が含まれる(筆頭著者でなくても構わない)査読論文の投稿料・英文校正に関しては、国立天文台出版委員会からもサポート可能です。



論文出版サポートに関する問い合わせ先: alma-pi-support_atmark_ml.nao.ac.jp (_atmark_を@に変えてください)
Last Update: 2023.11.20