WFOS(ダブルフォス)とは
国立天文台はアメリカ、カナダ、中国、インドと協力
して鏡の大きさが30メートルもある超大型
望遠鏡TMT(図1)を建設
しようとしています。WFOSはそのTMTに取り付けられる
観測 Wide Field Optical Spectrometer(
広視野こうしや可視光かしこう分光器ぶんこうき)の略
りゃくです。
TMTは非常ひじょうに大きな望遠鏡ぼうえんきょう
ですが、それに取り付けられるWFOSも非常に大きなもので、高さはだいたい9メートルになります。使われる
部品ぶひんも大きく、例えば下の図2で赤く見えているガラスでできたプリズムは大きさが1.5メートルにもなります。
WFOSは目で見ることができる
可視光かしこうと呼よばれる光をとらえて、天体
てんたいの画像がぞう
やスペクトルを取ることができます。
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図2 WFOSの全体図。 人の大きさ比くら
べるとそのサイズの大きさが分かります。