第10回 可視赤外線観測装置技術ワークショップ 2021

開催日:2021年12月9日(木)、10日(金)、13日(月) 土日を挟んで3日間です
開催方式:対面とオンラインのハイブリッド
状況によっては対面での参加人数を限定する可能性があります。ご了承ください。
開催場所:(対面参加)国立天文台三鷹 開発実験棟3号館会議室 (場所が変わりましたこのキャンパスマップのN5の建物)
         ・対面で既に申し込みいただいた方のみご参加ください
     (オンライン参加) ZOOMによる接続
         ・申込者には追って接続情報をお送りします。


講演者へのお願い



開催趣旨

 可視赤外線観測装置ワークショップは、観測装置開発技術の共有や
 新技術の議論、また大学院生・若手の情報交換を目的として、2012年から
 開催されている研究会です。
 10回目となる今年は、「最先端技術と天体観測装置への応用」
 「大学での開発とLessons learned」の2つをテーマに開催します。
 前者では招待講演者によるキーノートトークを行い、普段聞けないような
 最先端技術や将来の装置開発での活用について話し合います。後者では
 各大学で進行中のプロジェクト紹介や、学会などではなかなか話せない
 開発の実情など、今後の開発に役立つ情報を広く共有したいと思います。
 大学以外で進められている開発に関する発表も歓迎いたします。また、
 若手や学生のみなさんの積極的な参加・発表を期待しています。


招待講演

助川隆(キヤノン株式会社)
吉岡孝高(東京大学工学系研究科)
度會英教(宇宙航空研究開発機構)


申し込み

申込は締め切りました。


プログラム

12月9日(木)

10:30 - 10:40 ワークショップの目的  世話人
大学での研究とLessons Learned (1)
10:40 - 11:10 近赤外線面分光ユニットSWIMS-IFU :光学素子の完成と実験室での組み上げ、性能評価  櫛引 洸佑(東京大学)PDF
11:10 - 11:40 TAO/MIMIZUKUに向けた冷却チョッパーの開発  道藤 翼(東京大学)PDF
11:40 - 11:50 中間赤外線モニタ観測の実現に向けた校正システムの開発 成瀬 日月(東京大学)PDF
11:50 - 12:00 TAO6.5m望遠鏡用近赤外高分散分光器TARdYSのカメラシステムの開発 穂満 星冴(東京大学)PDF
12:00 - 12:30  DISCUSSION (1)
12:30 - 13:30  昼食
大学での研究とLessons Learned (2)
13:30 - 14:00 複屈折結晶を用いた極限補償光学用波面センサの開発 津久井 遼(京都大学)PDF
14:00 - 14:10 小型屈折型補償光学装置CRAOの開発:Onsky観測の初期結果 坂部 健太(京都産業大学)PDF
14:10 - 14:40 極低温下における自由曲面鏡の表面形状測定に向けたCGH 近藤 翼(名古屋大学)PDF
14:40 - 14:50 ハイコントラスト望遠鏡「PLANETS」開発の現状と今後 坂野井 健(東北大学)PDF
14:50 - 15:00 PLANETS軸外し放物面鏡の研磨と計測 花村 悠祐(名古屋大学)PDF
15:00 - 15:10 高分散コロナグラフ分光装置REACHの広帯域化に向けた開発 細川 晃(総合研究大学院大学)PDF
15:10 - 15:20 南アフリカ望遠鏡用近赤外高分散分光器の開発 高橋 葵(アストロバイオロジーセンター)PDF
15:20 - 15:40  休憩
15:40 - 15:50 可視シングルモードファイバー高分散分光器に向けた高効率ファイバー入射光学系の開発 多田 将太朗(総合研究大学院大学)PDF
15:50 - 16:20 可視3色高速撮像分光装置TriCCSの開発 松林 和也(京都大学)PDF
16:20 - 16:30 木曽広視野CMOSカメラTomo-e Gozenによる地球接近小惑星の探索~本格運用2年間での成果と課題~ 紅山 仁(東京大学)PDF
16:30 - 17:00 全天赤外線雲モニタの開発 津々木 里咲(東京大学)
17:00 - 17:10 CIB観測ロケット実験CIBER-2 河野 有哉(関西学院大学)PDF
17:10 - 17:40  DISCUSSION(2)

12月10日(金)

最先端技術と天体観測装置への応用 (1)
9:00 - 9:45 超高繰り返し光周波数コムの現状 吉岡 孝高(東京大学)PDF
9:45 - 10:15 フォトニクス技術による高精度光赤外線干渉計の開発 小谷 隆行(アストロバイオロジーセンター)
10:15 - 10:45 次観測装置用の新しい回折格子の開発状況 VIII 海老塚 昇(理化学研究所)PDF
10:45 - 10:55 ヤトイがついた大型鏡面の三点支持研削加工 橋ケ谷 武志(京都大学)PDF
10:55 - 11:05 大型光学系の多層膜コーティング性能 林 左絵子(国立天文台)PDF
11:05 - 11:15 中間赤外線用AGPMコロナグラフの開発: ロストテクノロジーとその復興 浅野 健太朗(東京大学)PDF
11:15 - 11:25 SUNRISE-3気球搭載近赤外線偏光分光装置の開発 勝川 行雄(国立天文台) PDF
11:25 - 12:00  DISCUSSION(3)
12:00 - 13:00  昼食
最先端技術と天体観測装置への応用 (2)
13:00 - 13:45 キヤノン可視赤外線観測デバイス 助川 隆(キャノン)PDF
13:45 - 14:30 先進光学衛星(ALOS-3)搭載「広域・高分解能センサ」の概要と周辺技術 度會 英教(宇宙航空研究開発機構)PDF
14:30 - 15:00 WFOS IFU開発へ向けた技術開発 尾崎 忍夫(国立天文台)PDF
15:00 - 15:20  休憩
15:20 - 15:50 ULTIMATE-Subaru : MBSEを用いたシステム設計 大野 良人(国立天文台)PDF
15:50 - 16:20 Tomo-e Gozen transient surveyにおける深層学習によるReal/Bogus分類の改善 高橋 一郎(東北大学)PDF
16:20 - 16:50 自動微分可能なスペクトル第一原理フィットツールの開発と高温下の分子線幅測定計画 河原 創(東京大学)PDF
16:50 - 17:20  DISCUSSION(4)
17:20 - 17:50 開発での失敗事例集 栗田 光樹夫(京都大学)PPTX
18:30 -     懇親会
      諸情勢を鑑み、懇親会はオンラインでの開催とします。
      接続方法などは当日アナウンスいたします。

12月13日(月)

大学での研究とLessons Learned (3)
9:00 - 9:30 すばるトモグラフィー補償光学に向けた大気ゆらぎの高度分布測定 大金 原(東北大学)PDF
9:30 - 10:00 ULTIMATE-START: 東北大学での組み上げ試験とすばるへの持ち込みに向けた検討 寺尾 航暉(東北大学)PDF
10:00 - 10:10 Tip-Tilt補償光学系の性能評価 赤澤 拓海(東北大学)PDF
10:10 - 10:20 可視天体の高感度・高時間分解能観測装置の開発 佐藤 凜(山形大学)PDF
10:20 - 10:30 20cm 可視光望遠鏡 CMOS カメラの性能評価 今井 優理(東京工業大学)PPTX
10:30 - 10:40 PRIME望遠鏡H-bandテストカメラの開発と展望 山 響(大阪大学)PDF
10:40 - 11:10  DISCUSSION(4)
11:10 - 12:10 SUMMARY

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サーキュラー


世話人

宮田隆志、海老塚昇、沖田博文、尾崎 忍夫、上塚貴史、栗田光樹夫、 小谷隆行、小西真広、坂野井健、菅井肇、鈴木仁研、高橋英則、早野裕、 松林和也、本原顕太郎、和田武彦

問合せ先

お問い合わせは世話人メーリングリスト astroinst_at_googlegroups.com (_at_を@に変換)までお願いいたします。


謝辞

本ワークショップは国立天文台研究集会のサポートを受けて開催されます。