数字でみる国立天文台の男女共同参画

国立天文台にある様々な職種の中でも、研究教育職(常勤)の女性比率は6%と著しく低いことがわかります【図1】。次いで女性比率の低い技術職員(常勤)も研究教育職ほどではありませんが、19%と決して高くはありません。さらに、研究教育職及び年俸制職員に占める女性比率をみると 【図2】、比較的若い世代が占める特任研究員の女性比率は20%を超えているものの、職階が上がるにつれて女性比率は著しく下がっています。一方で、近年の大学院生の女性比率は特任研究員同様20%を超えていることから【図3】、これらの若い世代が将来にわたって活躍できる環境を整えることが重要であると考え、国立天文台では子育て支援をはじめとする様々な施策に取り組んでいます。

図1:2019年度の職種ごとの男女比率
図1:2019年度の職種ごとの男女比率。研究教育職(常勤)には教授・准教授・主任研究技師・助教・研究技師が、年俸制職員には特任教員(教授・准教授・助教)・特任研究員・特任専門員が含まれます。
図2: 研究系の職階に限った場合の男性、女性それぞれの人数と女性比率。
図3: 国立天文台を基盤とする総合研究大学院大学物理科学研究科天文科学専攻の男性、女性それぞれの学生数と女性比率。