ALMA における多周波同時観測を目的にした準光学分離フィルターの基礎開発

河本琉風（大阪公立大学）

多周波同時観測を実現するために、準光学系周波数分離フィルターを用いた観測手法が主流となっている。ALMAでは、フィルターを用いた同時観測により受信機の切り替えが不要となり、観測効率が向上するため非常に重要である。そこで私は、狭帯域の perforated plate 型周波数分離フィルターと広帯域の metal mesh 型周波数分離フィルター、計2種類 のフィルターについてシミュレーションと測定、その比較を行った。本発表では、この結果を報告する。