月面電波干渉計TSUKUYOMIに向けた超低周波電波受信システムの技術的検討

松本健（大阪公立大学）

1-50MHzという極めて低い周波数の電波には、星が生まれる前の宇宙「暗黒時代」の痕跡が残されていると考えられている。しかし、地球の電離層による妨げやRFIによる電波汚染により、地上での観測が困難である。そこで、これらの影響のない月面での電波干渉計の実現に向けた計画を私は推進している。本ポスターでは、月面天文台TSUKUYOMIの低周波電波受信システムの概要と科学目標に向けた検討課題について紹介する。