[[Commissioning and Science Verification]]

* FMLOに関する打合せ (2016-07-19) [#b49b3fd9]

- 日時
-- JST 2016-07-19(火) 11:00-12:40
-- CLST 2016-07-18(月) 22:00-23:40
- 場所: 天文台三鷹 第四会議室(ASTE運用室の北隣)
- 参加者
-- IoA: 田村、谷口、石井
-- NAOJ: 浅山、奥田(skype)、松居、鎌ざき

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** 目的 [#qe88c870]

- FMLOの最新状況(特に構成と現状の問題点)を共有する
- FMLO CSV(2016-08)に向けて(特にASTE運用チーム側で)必要な作業を整理する

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** 議題 [#g8a74b25]

*** FMLOの最新状況 [#r5fb4d27]

- ハードウェアとネットワークの構成(田村・谷口) (p3-4 of &ref(160719_ytamura_fmlo-0.pdf);)
-- (注意)13系はaste-1cのNICの1つから出ているので、図中のaste-3cはaste-1cとなる
- 2016-02試験(田村・谷口) (p5- of &ref(160719_ytamura_fmlo-0.pdf);)
-- COSMOS3/指示書からのSYNTHE C/DおよびFGの制御および機器動作を確認した~
-- 以下の3点の課題が判明
--- 課題1: aste-f1cの時刻ドリフトが存在する (&ref(160719_ytamura_fmlo-1.pdf);)
~
時刻ドリフトの為に10-20%の頻度で観測が停止する → 計算機時刻の安定性が必要
~
(注意)aste-f1cはaste-1cのNTPを直接参照していた
~
サンプリング間隔においてマイナス方向の誤差を許容しない → FMLO LCを修正中
--- 課題2: aste-f1cからaste-1sに直接アクセスできない為、指示書とephemerisを参照できない
--- 課題3: aste-f1c BIOS起動時にCMOS checksum errorで起動停止する

- ASTE NTPの構成と長期モニターの結果(松居) (&ref(SiteNTP-20160721.pdf);)
-- ルータによるインターネット上のNTPサーバー参照を削除した(2016-05-23)
-- maxpoll 7による参照頻度の向上を図った(2016-06-23)
-- これらの修正の結果、aste-1cのaste-2coおよびntpi1に対する時刻オフセットは+-0.5ms以内で安定するようになった (2016-02試験の時の約1/10)~
→ FMLOに必要十分な精度に達していると考えられる

*** FMLO CSV(2016-08)に向けて必要な作業の整理 [#yf0ee634]

- 試験計画(試験日程の概要を含む)(田村・谷口) (&ref(160719_ytamura_fmlo-2.pdf);)
-- CSVの目標(最低限、理想的等)とその実現に必要な装置ステータスを明確にする(A/I 田村・谷口)~
(ASTE共同利用立ち上げ測定と重なるので時間調整の際に必要となる)
-- ASTE共同利用立ち上げ測定側の連絡先は鎌ざきとする

- 課題1
-- 案1: USB-Ethernetインターフェースを追加する
--- (長所) 現状にUSB-Ethernetインターフェースを追加するのみなので作業量小
--- (注意) NTP同期がUSBポーリングレートに制限される可能性有り
-- 案1-1: USB-Ethernetインターフェースを11系に接続にする
 11(aste-1c/1s/NTP): USB-NIC
 13(SG): NIC
 FG: NIC
-- 案1-2: USB-Ethernetインターフェースを13系に接続にする(USBの速度がNTP精度に影響してFMLO観測に影響する場合)
 11(aste-1c/1s/NTP): NIC
 13(SG): USB-NIC
 FG: NIC
-- 案2: 13系を11系にマージする(案1で解決しない場合のバックアッププラン)
--- (長所) ネットワーク構成が簡素化される
--- (短所) 作業量大・通常観測への影響有
--- (短所?) aste-f1cのaste-1sからのNFSとSGとの通信がaste-f1cの11系を共有するので通信帯域に注意する必要がある → 簡単に見積もる(A/I 田村・谷口)~
--- aste-f1c - SG間通信はローカルのswitching hub経由となるので他の通信への影響は小さいと推測される(要試験)
--- FMLO観測中に11系を流れる通信はaste-f1c - SG間通信で占められる推測される
~
(デジタルバックエンドの制御通信はスキャン開始・停止時でありスキャン中は無し)
~
(デジタルバックエンド→aste-1cは専用回線かつデータはaste-1c上のローカルHDDに保存される)
--- Synth系のIPアドレスを変更した場合の通常観測への影響を確認する(A/I 鎌ざき)

- 課題2
-- 課題1の案1と案2のいずれにおいてもaste-f1cに11系が追加される。よってaste-1sが直接参照可能となるので解決される。

- 課題3
-- 念の為、CMOS用電池を負荷をかけた状態で再確認する(A/I 田村・田口)
-- 2016-08試験はF1キーを押して対処する
-- 将来的には遠隔で対処できる必要があるのでシリアルターミナルサーバーの接続を検討する(A/I 松居)

- 2016-08試験により通常運用に影響が出る変更
-- 無し
-- 使用する基準信号(1pps/10MHz)の取得先を明確にする(A/I 奥田)

- 2016-08試験後の撤収
-- 撤収しない
-- 共同利用期間中も可能ならば隙間時間にCSVを継続する希望有り
--- ASTE所長へのプロポーザルを用意する(A/I 田村)
--- (念の為)2016-08試験前の状態に復帰する手順書を用意する(A/I 田村・谷口)

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** Link [#mf2dfc32]

- FMLO 現状, NTP調査, CSV計画 (田村・谷口): http://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/~ytamura/Wiki/?plugin=attach&pcmd=open&file=160719_ytamura_fmlo.pdf&refer=FMLO%2FRun2016c

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** A/I [#n7923bcc]

- 田村・谷口
-- 共同利用期間中のCSV継続のプロポーザルを用意する(2016-09末)
-- 2016-08試験前の状態に復帰する手順書を用意する(2016-08試験終了)
-- CSVの目標(最低限、理想的等)とその実現に必要な装置ステータスを明確にする(2016-08試験開始前)
--- [[Google Spreadsheet>https://docs.google.com/spreadsheets/d/1fTY-S36nXV3rEC4HF2Beue2Yxvg_yxo1BCiPtDY59EY/edit#gid=606759536]] (2016-08-09 by 田村)
-- aste-f1c - SG間通信のデータ量(コマンド発行数×1コマンドの典型的なサイズ)を簡単に見積もる(2016-08試験開始前)
--- →&ref(LC-SG_traffic.pdf); (2016-08-06 by 谷口)

- 奥田
-- 2016年の場合と2017年以降(基準信号分配機の更新後)の場合の基準信号系の構成を提示する (2016年の構成は2016-08-08の週、2017年の構成は2017-03)

- 松居
-- aste-f1cのNTP設定をFMLOに提案する (2016-08試験開始前)
--- -> 以下でいかがでしょうか (2016-08-12 aste-1s の設定)
 server 127.127.1.0
 fudge  127.127.1.0 stratum 10
 server 192.168.11.12 iburst minpoll 4 maxpoll 7
 restrict 192.168.11.12 mask 255.255.255.255 nomodify notrap noquery
 server 192.168.11.31 iburst minpoll 4 maxpoll 7
 restrict 192.168.11.31 mask 255.255.255.255 nomodify notrap noquery
 server 192.168.11.32 iburst minpoll 4 maxpoll 7
 restrict 192.168.11.32 mask 255.255.255.255 nomodify notrap noquery
-- ASTE山頂内のNTP構成及び設定をASTE Twiki上にまとめる (2017-03)
-- ntpi(Raspberry Pi + NTP server)の構成方法をASTE Twiki上にまとめる(2017-03)
-- 課題3の来年度以降の対策の為、シリアルターミナルサーバーの接続を検討する(2017-03)
-- %%aste-1cの11系が100Mbpsでリンクしていることがあるので調査JIRAを作成する%% → [[ASTE-103>http://alma-comp.mtk.nao.ac.jp:8080/jira/browse/ASTE-103]]

- 鎌ざき
-- Synth系のIPアドレスを13→11に変更した場合の通常観測への影響を確認する(2016-08末)

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