History of Observation and Analysis/SubRef/ObsManual_COPointing (No. 1)

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  • 1 (2010-10-26 (Tue) 01:40:46)

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COポインティング測定手順書†

• 更新履歴
  • 01-Jun-10 - BH - created
  • 04-Jun-10 - RM, TT, BH - modified
  • 07-Jun-10 - BH - modified
  • 16-Oct-10 - BH, RM - modified

目次†

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概要†

惑星を使った電波ポインティングでinstrument pointing器差ファイルを更新した後、COポインティング天体を用いてポインティング測定を行います。 惑星が通らないAz, ELでのポインティング性能出しを行います。

0. 注意点†

• 観測の開始時と終了時にはaste-unyoへの連絡のメールをお願いします。観測場所と連絡先の電話番号, Skypeも書いてください。
• 観測アカウント
  • Group: ast10b8
  • Project: sbrf10

• 各種パスワードは、各測定室に貼ってある「主要アカウントのパスワード」をご覧ください。

• オートポインティング(autop)はOFF
• ポインティングオフセット (main ref offset) のdAZ, dELの値をかならず記録してください。これを怠るとデータ解析ができません。
• iOPT併用
• Aspirin Blue (風補正) 併用

1. 測定準備†

観測制御権の確保†

• 'COSMOS Main','Ant. Console','Cont. Qlook (Line)'の制御権 (priority) 取得。
• Aspirin が正常に動作していることを確認。Aspirin monitorで各行の時刻に大きなずれがないかをチェック。

Aspirin blue (風補正) 起動†

• 2010年は、試験的に aspirin blue を使用して風補正を行います。
• aste-1cにて

  aste-1c{asteobs}51: /cosmos3/aste/nro/sbin/windsw on
  Aspirin correction for wind is ON    # というメッセージが返ってくればOK

• Aspirin monitorでも確認する。
  • 参考：Aspirin

MACへの切り替え (測定の最初に一度行う)†

• aste-3cにおいて、スイッチボックスに指示を出し、バックエンドを分光観測用(MAC)に切り替えます。 *1

    asteobs@aste-3c% swbox_ctl_be mac
    change to MAC(ACG)                              # 正常であればこのメッセージが返ってくる。

E/Oのアッテネータを調整 (測定の最初に一度行う)†

1. COSMOSで指示書を選ぶ (Normal mode)。
   • 最初に観測するCOソースの指示書を選ぶ（バッチファイルではない）
2. START TUNINGを押す。
   • ローカルの値が設定される。
3. aste-3cより、R (強度較正を行う際の電波吸収体=黒体)を入れる。

   asteobs@aste-3c% mmc1_rstop

4. E/Oのアッテネータを調整する。

   asteobs@aste-3c% ifeo_tune 1 0.038
   asteobs@aste-3c% ifeo_tune 2 0.054

5. Rを抜く。

   asteobs@aste-3c% mmc1_sstop

6. もう一度START TUNINGを押す
   • 最終段のIFコンバータのレベルを調整。MACの手前のアッテネータが適正値になる。

Auto Pointingは使用しない (観測日の最初の測定者が確認)†

• autopはOFF。もし動いていたらOFFに。

   aste-2c% ps -ef | grep autopd
   astecntl 14789     1  0 11:44:35 ?        0:14 /cosmos3/aste/nro/sbin/exe_autopd

  上記はautopが動いている状態。このプロセス(exe_autopd)がある場合は全て停止(kill)して下さい。autopdプロセスが走っていなければ次へ進みます。

• 参照: http://alma.mtk.nao.ac.jp/~aste/astecntl/backend/dasbox/autopd.html

Line Qlook†

• priorityを取る
• qlookログを流しておく (aste-mx2 or aste-wにて。確認用。)

  tail -f /home/cosmos3/aste/log/qlook/mess

事前チェック†

• アンテナ位置情報ファイル書き出しプログラム(antstat)は動いているか

  % ssh aste-2c -l astecntl  (llama48)
  aste-2c% ps -ef | grep antstat

• 立ち上がってなければ実行・起動

  astecntl@aste-2c% cd  /cosmos3/aste/etc/rxr/
  astecntl@aste-2c% nohup ./antstat &

• Aspirinは動いているか(Aspirin Monitor画面)
  • 3つの時刻が更新されているか？　(Timeが1分程度食い違っていてもＯＫ)
  • Aspirin status : ** WIND ON ** か？
  • Refraction Corr. status : ＯＫ か？

iOPTの起動†

1. aste-c1cにasteponでログイン
   • 三鷹から

     % ssh asteobs@aste-2c
     % ssh astepon@aste-c1c

   • 野辺山から

     % ssh asteobs@aste-mx2 (or mt1)
     % ssh aste-2c
     % ssh astepon@aste-c1c

     • 参考：Observation and Analysis/Pointing/測定手順
2. OPTを操るvmeバスの初期化

   astepon@aste-c1c% cd ~/optpon
   astepon@aste-c1c% initvme
   AVME-338B was initialized successfully.         # とメッセージが返ってくる

3. iOPT_r17cの起動

   astepon@aste-c1c% iOPT_r17c

   • optponのdirectoryにyyyymmddhhmm.tabというlogging fileが生成される。
   • このファイル名をメモしてwikiに記入。後の解析でこのファイル名を使用します。
   • "antenna not ready"のメッセージが毎秒流れ始める。

2. 測定†

指示書の実行†

• 手順

1. (dAZ, dEL) = (0.0, 0.0) となっていることを確認します。
2. CO/光ポインティングのバッチ指示書を流します。
   • バッチ指示書：ページ下にまとめてあります（○印のついているものが推奨天体です）
   • 光 (8秒) → 電波 (10分) → 光 (8秒) → 終了
   • dAZ,dELを変更していない場合でも、測定開始時にかならず (dAZ, dEL) (** (ddAZ, ddEL)ではないです **) の値をログに書き込んでください。
3. Line Qlook

• 測定を開始したら、Line Qlook上のA3,A4のGUIを開きます (B8QMセッションの測定ではA1, A2は開かないでください。 A1, A2は[CI]でベストになるようにチューニングしているので、CO観測時はうねりが大きくポインティングオフセットがきちんと測定できない場合があります。)
• 'Option' -> 'Change Signal Base Range' でベースライン、信号の場所を指定
• /home/cosmos3/aste/log/qlook/mess (@aste-mx2 or aste-w) で'AZ OFFSET', 'EL OFFSET'の値が表示されているか、適宜確認。

  06/01 11:10:08 AZ OFFSET -0.198139
  ....
  06/01 11:11:00 EL OFFSET 0.547052

測定中に行うこと†

• ログの記載
  • 観測指示書を実行する際、および1時間に一回程度、下記の情報を Observing Log に記述してください。
    • 時刻
    • 指示書名
    • 主鏡 (AZ, EL)
    • 副鏡 (X, Y, Z)
    • 主鏡オフセット (dAZ, dEL)
    • 副鏡オフセット (dX, dY, dZ)
    • 天候 (温度, 湿度, 風速, 風向, 220GHz opacity, Tsys)
  • 間違った指示書を流してしまったなどのちょっとした操作の手違いや、降雪・強風等の天候状況、通信切断やソフトウェアが動かないなどのトラブルについても同様に Observing Log に記述してください。後の解析の際に大事な情報となります。
    • 時刻
    • 指示書名
    • 操作の手違い、天候、トラブルの具体的な内容
    • (ソフトウェア不具合の場合は) エラーメッセージ　
• iOPT_r17cのチェック
  • iOPT_r17cが起動している場合、起動したターミナルで毎秒メッセージが流れます。流れていない場合、iOPT_r17cが止まっている可能性があります。プロセスを確認し、止まっている場合は起動しなおしてください。
• 天候のチェック
  • 降雪にとくに注意してください。220GHz opacityや湿度が上昇してきたら要注意です。envmon、雲モニタ、MiSTIを随時活用してください。降雪時には望遠鏡をEL=10 degに傾けて、鏡面への着雪を避けます。
• ASPIRINのチェック
  • ASPIRINモニタで、aspirin time, weather timeが、現在時刻と合致しているかを確認してください。1分程度のずれは許容範囲です。
  • もしASPIRINが落ちている場合には、(1) いったん観測を止め、(2) アンテナをSTBY後、全制御権を解放、(3) 山頂のCOSMOSを再起動します。

• トラブル対応
  • Cont. Qlook のメッセージで、File が無いと言われる時は、一旦 'MANUAL' にした後、上記の連続波qlookの設定と同じ設定にした上で 'SET' -> 'QLOOK' として対処。

3. 観測終了†

1. iOPT_r17cを強制終了(cntl+C)。
2. 望遠鏡をパークし、制御権を解放。home position (AZ, EL) = (+/-180, 60) に移動させて、すべてのpriorityを解除。AZの符号はどちらでもOK。
3. 観測終了をaste-unyo MLに報告します。アンテナ位置 (降雪が無ければ+/-180, 60となっているはず)、priority解除、トラブル等を報告して下さい。
4. トラブルがあった場合には、トラブルシューティング・メモのページにもトラブル内容とその対処法の記載をお願いします。
5. 担当の方は、その日のうちにデータ解析をお願いします。(解析のページを参照)

指示書一覧†

Band8QM COポインティング用 (2010年)†

• グループ／アカウント
  • Group: ast10b8
  • Project: sbrf10

ソーステーブル†

• AzEl plot

#ref(): File not found: "AZEL_Pointing_RA00-06h.png" at page "Observation and Analysis/SubRef/ObsManual_COPointing"

#ref(): File not found: "AZEL_Pointing_RA06-12h.png" at page "Observation and Analysis/SubRef/ObsManual_COPointing"

#ref(): File not found: "AZEL_Pointing_RA12-18h.png" at page "Observation and Analysis/SubRef/ObsManual_COPointing"

#ref(): File not found: "AZEL_Pointing_RA18-24h.png" at page "Observation and Analysis/SubRef/ObsManual_COPointing"

• batch list

スナップショットは10/16の測定ページを参照

スキャンテーブル†

デバイステーブル†